ディストラスト
【2007/42mins./suspense】

監督・脚本・撮影・編集 岩城武彦
CAST 松島圭二郎 宮里美穂
協力 松井芳正 
音楽 真崎澄生

【ストーリー】
良子はルームシェアを思い立ちネット上で佐竹という男と知り合う。佐竹の部屋へ内覧に行く良子、そこで突然頭に衝撃を受け意識を失う。
意識を取り戻すと、目の前には佐竹がいる。そして良子は歩くのもままならない程の重傷を負っていた。佐竹の話によると、突然地震が来て、その時崩れ落ちた物のせいで良子が怪我を負ったという。
こうして良子は見ず知らずの男に介抱してもらいながら、一緒に暮らす羽目になる。しかし状況がどこか不自然だった。窓のカーテンは閉め切られ、テレビも壊れている。そして携帯の電池も切れており外部に連絡が取れない。
何より、この佐竹という男、行動が挙動不審でどこか不気味である。
そのうち良子の心に疑念が芽生える、この男は自分を閉じ込める為に嘘を付いているのではないかと……


【コンセプト】
テレビでは毎週のように2時間サスペンスが流れているが、あれはよく見ると人情物である。映画でも日本製のサスペンスは最後は人情話になってしまうものが多い。
対してハリウッド映画で主流となっているサスペンスは基本的に構造が違う。危機脱出型とでもいうのか、主人公が危機に巻き込まれ、いかにそこから切り抜けていくかが主眼となっている。そしてこの作品は危機脱出型のサスペンスである。
ちなみにディストラスト(dis-trust)とは不信感・疑念という意味である。

Piece Maker代表者・略歴
                                                  岩城武彦(Takehiko Iwaki)

広島県出身。
大学卒業後、数年の社会人生活を経て映画学校に入学。在学中より自主制作で映画を作り始める。
2008年に「バトンタッチ」がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭の短編部門にノミネート、2013年に「殺人者」が全国展開でDVDセル&レンタルリリース、2014年に「狂恋」が新人監督映画祭にて招聘作品として上映、その後東京、神奈川、大阪、名古屋の四都市でレイトショー公開される。近年はTOKYO MXテレビ放映のショートドラマの監督やネット配信の映画情報番組を手掛けるなど幅広く活動している



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